2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ここはどこの鳥居

京町にない京町第二公園から東に向かって歩き、「明善高南」の交差点を北に入ったところに、大きな鳥居が立っている。久留米城の出入り口・大手門があった場所だ。鳥居は扁額がなく、一見どこのものか分からない。柱にそれぞれ「明治二十八年九月建之」「久…

紅葉

数日前からようやく寒くなってきた。けれどもまだイチョウもモミジも緑が残る。染まりきらないまま落葉するかもしれない。 白露の おのが姿を 其儘に 紅葉におけば 紅の玉いま梅林寺の門前に掲げられている。ちなみに、形式はA②⑵(「寺町の標語」参照)。一…

寺町の標語

お寺の前に、ときどき掲示されている。久留米の寺町のお寺に限らないが、寺町を通り抜けると、いくつも見ることができる。寺町では、記入の媒体には、A黒板とB紙+マグネット用ボードが見られる。記入の形態は、Aは①チョークか②白墨液、Bは③墨液か④印刷…

立った石碑

木が倒れたり伐られたりといった異変には気づきやすいが、異変の起こっていたものが本来あるべき姿に戻ると気づきにくい、ということはあるかもしれない。 初夏のこと。 久留米城本丸跡の坂道をのぼりきる前、右手の篠山神社へ歩を進めようとした瞬間、違和…

気になる木だった

気になる木が、あった。3年前の九州北部豪雨より少し前に倒れて、そのままになっていた、味水御井神社(うましみずみいじんじゃ)の大きなクロガネモチ。今年の遅かった梅雨明けの頃、通りかかると、すっかり姿を消していた。立ち去ることはないだろうから…

気になる木

いまは、気になる切り株、と言った方が適切かもしれない。六ツ門から櫛原バイパスを少し北上して左手、秋葉神社に植わっているそれは、境内の広さに比べると大き過ぎるようにも見えるのだけれども、理由がある。秋葉神社は、天明7年(1787)建立。昭和39年…

イチョウ

久留米の街には、明治通り、櫛原バイパス通りなど、イチョウ並木が多い。時季に似合わぬ陽気のせいか、色づきがイマイチに見える今日このごろ。イチョウの木には雌雄があり、雌の木にギンナンの実がなる。街路樹の場合、実がなると何かと大変であるからして…

京町にはない

京町第二公園のことである。JR久留米駅より東、日吉神社の北側に接する。この公園では、ちょっと休憩するつもりのベンチで、餌を求める鳩に囲まれるのも厄介だが、「ここは京町ではない」などと話しかけられたりするのもちょっと厄介だ。そんなことはそう…

レンガ②

最近、今更ながらに気づいたことがある。石橋文化センターの噴水の周りも、B面仕様(「レンガ①」参照)のレンガ敷きだったのである。それから、石橋正二郎とレンガのことについて、なんとなく考えた。美術館も、墓のある寺の本堂も、レンガ造りの外壁が強く…

レンガ①

けやき並木と赤レンガ敷きの歩道。ブリヂストン通りは、ブリヂストンの創業者・石橋正二郎好みの造りという。さて、ここで一般的なレンガの形を思い浮かべていただきたい。通常、レンガ敷きの道は、レンガの1番広い面(仮にA面とする)を上下にして敷くよ…