雪の日の市民会館
久留米のまちが一面真っ白になった翌日。その大雪原を一目見ようと、このあたりでは数少ない高い建物の展望室までのぼってみた。
見渡せば、すでに大通りの雪は溶け始め、ゆるゆると進んでいく車がちらほら見える。けれども、家の屋根や庭、ビルの屋上や駐車場、公園などはいまだ真っ白である。
眺望を楽しんでから、すぐ向かいの建物を見下ろすと、緑の屋根だけが何事もなかったかのような姿をしている。それが、水の流れを取り入れたという、建物の設計と関係するのか、ここでは詳らかにできない。